矯正歯科
矯正歯科
当院では矯正治療には診断として3次元セファログラムを導入しています。
このレントゲン写真を撮ることで骨格と歯のバランスを見ることができ、美しい歯並びと機能的な調和を獲得することができます。撮影した画像は立体的に処理され、様々な症例に対応可能な撮影モードを備えています。
歯の表面にワイヤーとブラケットと呼ばれる固定装置を装着して歯列を整えていく方法で、歯列矯正の中で最も広く行われています。最近では、歯と同じ色の目立ちにくいブラケットやワイヤーが揃っており、素材を選ぶことで目立ちにくくすることが可能です。
マウスピース型の矯正器具を装着して歯を動かす治療です。マウスピースは透明の医療用のプラスチック製で、目立たず、周囲に気づかれずに治療が受けられるという特徴があります。取り外しが可能で、いつも通りに食事や歯みがきをすることができます。
口呼吸の子どもは歯並びや顔つきに影響が出るほか、発育状態、発達障害といったさまざまな問題につながるケースが少なくありません。
「口育」とは、0歳からお口周りの筋肉の発達をサポートして、噛む、飲み込む、呼吸するといった身体機能の正常な発達を促し、口の発達不全を防いで全身を正常な発達に導く考え方のことをいいます。当院のスタッフは『口育士』の資格を取得し、患者様の健康なお口づくりをサポートしております。
叢生(そうせい)
歯並びが凸凹(でこぼこ)になっている状態を叢生(そうせい)といいます。日本人は一般的に顎(あご)が小さく歯が生える十分なスペースがないため、歯と歯が重なり合って、叢生が生じると考えられています。叢生は、歯みがきの時に歯ブラシが届きにくく、歯と歯の間に食べかすがたまり、むし歯や歯周病が起こりやすくなります。
出っ歯(上顎前突:じょうがくぜんとつ)
上顎の前歯が前に傾斜していたり、歯が前に突き出していたりする状態で、一般的に「出っ歯」と呼ばれています。見た目の問題や発音障害が生じるほか、口をしっかり閉じられないことで、口呼吸が習慣となり、口腔内の乾燥によりむし歯や口臭が起こりやすくなります。また、顔のけがで前歯を折ったり、唇を切ったりしやすくなります。噛み合わせにより、下の前歯が上の前歯の裏側の歯ぐきを傷つけてしまうこともあります。
受け口(下顎前突:かがくぜんとつ)
下顎が上顎より前に突き出ている状態のことで、噛み合わせが反対になるので「反対咬合」とも呼ばれています。上下の前歯の傾きに問題がある場合と、下顎が大き過ぎたり、上顎が小さ過ぎたりする場合とがあります。顎の大きさが原因の場合、顎の骨の成長の目途がつくまで、経過を追っていく必要があります。うまく噛めないという症状だけでなく、聞き取りにくい話し方(発音)になることも少なくありません。一般的な歯科矯正では、歯の移動によって治療を行いますが、骨格異常や噛み合わせのずれが大きい場合は、外科手術が検討されることもあります。
開咬(かいこう)
上下の前歯がきちんと咬み合わない状態のことをいいます。前歯で食べ物をうまく噛み切ることができないだけでなく、正しく発音ができなかったり、咀嚼(そしゃく)がうまくできなかったりということも特徴として挙げられます。小さな頃の指しゃぶりや舌で歯を押す舌癖、遺伝的な問題も原因といわれています。
すきっ歯(空隙歯列:くうげきしれつ)
歯と歯の間にすき間ができている状態で、口元を開いたときに目立つという見栄えの問題だけでなく、隙間に食べ物が挟まりやすくなったり、サ行やタ行が発音しにくくなったりします。小さなすき間であれば、比較的容易な処置で改善することができます。
病的歯牙移動
歯周病により歯を支えている骨が溶けてしまったり、歯を失ったまま放置したりすると歯が不安定のため、歯の位置が正しい噛み合わせの位置から外れてしまいます。被せ物やインプラントを含めさまざまな治療を総合的に診断して治療をおこなう必要があります。
当院では、成人の方でも無理なく矯正治療をうけていただけます。成人の方でも、歯並びや噛み合わせのお悩みを解決することは可能です。矯正の大きな目的には、見た目のコンプレックスの解消がありますが、そのほかにも、きれいな歯並びになることで、歯みがきがしやすくなり、むし歯や歯周病の予防につながります。
事前の問診とカウンセリングにて、ご要望を伺い、種々ある矯正法のメリット・デメリットをお伝えしたうえで、患者様一人ひとりに適した治療法をご提案いたします。お気軽にご相談ください。
歯周一矯正は、歯周病の患者様の歯並びを矯正する治療法です。歯茎が下がり、骨や歯茎に問題がある患者様に行う矯正治療です。歯周一矯正は、歯周病の進行を抑え、機能と見た目を向上させることができますが、適切なケアと定期検診が重要です。歯周一矯正治療をおこなうには、歯周病に関する専門知識と、高い矯正の技術により患者様の口内環境を診断する必要があります。
噛み合わせが悪いと、お口まわりの筋肉や顎の骨の成長に悪影響を及ぼすことがあります。また、成長期に歯並びが悪いと、骨格にも影響を及ぼし姿勢が悪くなってしまうこともあります。
お子さんの矯正治療は、こうした成長過程で生じる様々な悪影響を回避し、お口を正しく成長・発育させるための治療です。
矯正治療には、6~12歳の間に行う初期治療(一期)と、永久歯が生え揃った後の本格治療(二期)があります。一期治療は個々の成長に合わせて土台からしっかり整える矯正を行います。一期矯正をしておくと大人になったあと矯正治療を余計に受ける必要がなくなることも多いので、お子さんの将来歯並びで苦労しなくて済むかもしれません。顎の成長を適正にしていくとともに、正しい歯並びや噛み合わせを誘導していきます。
当院では主に経験豊富な矯正医が担当いたします。まずは、お口の状態を見せていただき、一人ひとりのお子さんに適した治療プランをご提案させていただきます。お子さんのお口のことで気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。